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時間の大将
彼女は部屋に囚われていた。顔をめちゃくちゃに殴られ、形が変わっていた。
彼女の目の前にいるのは、女か男かわからない。ピンクの髪のごつい女か、男。
彼女は「食べ物でない食べ物」を、虫の知らせで飲んでいた。それを飲んだ者は、「時間の大将」を呼ぶことができるのだ。
彼女は時間の大将を呼んだ。時間の大将は、東南アジアにいた。猿のような生き物だった。彼女を助けるため、時間の大将は海へ飛び込んだ。
時間の大将が彼女のところへたどり着くまで、四時間かかる。間に合うだろうか。
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