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2001年11月
私たちは出会った。
今思えばあのメールに運命的に返信してしまった。
それが間違いだったのかな?
「逢う相手どんなやつらだろうね」
その頃は出会い系サイトが主流になる少し前。
出会い系には当たりの男たちがゴロゴロいた。
私、真依20歳。
実は処女を喪失して2ヵ月しか経ってない遊び慣れてない女だった。
経験人数1人。
しかも最初の相手は名前も年も何も知らない男。
援助交際なんてまだ表になかった時代だから私はブッサイクな誰だか知らない男に初めてを捧げたのだ。
なぜかって?
20歳にもなって処女なんて恥ずかしいって言われたから。
私って昔からプライドが高かった。
人前で恥ずかしい思いをするのが大嫌い。
それを当時バイトしてたところの店員のオヤジに言われて人生が180度かわってしまった。
真面目だった私は出会い系でただやるだけの男を探し一度だけしてさよならした。
そして2ヶ月後、高校から仲の良い弥生と出会い系で男を探し遊ぼうと計画した。
本当に本当に軽い気持ちで出会い系に書き込んだんだ。
2対2で遊べる人いませんかぁって。
そしたら100を越すメールが5分も待たずにくる。
私はその中から選んでしまった。
今でも忘れられない男となった奴を………。
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