ドキドキ

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ドキドキ

雑貨屋さんの、あの優しい声の店員さんだ。 「こんにちは」 私は、軽く挨拶をした。 「こんにちは」 お店の店員さんも挨拶を返してくれた。 私は、少しの会話のやりとりだけで、 胸がドキドキして止まらない。 このドキドキが聞こえてしまわないかと、 少し心配な気持ちを抱えながら、 店内をゆっくりと、ゆっくりと、見てまわる。 あぁ。今日も、素敵だなぁ〜。 私は、これは恋だと確信!?した…。 よし今日は、がんばって、少し話かけてみょっと。 私は、勇気を振り絞って店員さんに声をかけた。 「今日は、暑いですねぇ~、ここに来ると、 涼しくて、落ち着きます」 店員さんは、にっこりと私の方に笑いかけて、 ありがとうございますっと言葉を返してくれた。 特にそんなに深い意味はなかったと思うけど、 私の中では、またドキドキに繋がっていった。
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