プロローグ

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プロローグ

 あの日の彼との出会いは、私の人生に深い足跡を残していった。  ただ、靴箱が隣というだけだった。決して特別ではなく、ドラマや映画のような劇的なものではないかもしれない。  けれど彼との出会いは、確かに私の人生を変えてくれた。 『運命』なんて陳腐な言葉では表したくないけれど、それでもやっぱり『運命』としか言いようがない。  私はきっと、彼と出会ったその瞬間に――恋に、落ちてしまったのだから。
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