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朝の、爽やかな日差しが入ってきて
鼻歌を口ずさみながら、お部屋の掃除をしていく。
アタシ
真城 山奈
「ふんふふんふふふ~♪」
意外と埃っぽくて…
アタシは、マスクをつける。
部屋の掃除をしていく…
アタシ
真城 山奈
「わあ…最悪、クモの巣あるじゃん…
てか、クモさん…
まあまあ大きいな〈汗」
お願いだから、飛びつかないでね…
アタシはクモの巣を
ほうきで絡めとったんだけど
その、まあまあ大きいクモさんが
飛びついてきた!
アタシ
真城 山奈
「ギャアアアアッ!」
部屋の扉が、勢いよく開いて
ヴァンピルス様が顔を出した!
紳士
ヴァンピルス=デモニック
「なんだ!どうした!?
ッ…!?ひ、日の光ッ…!?」
そのクモさんは、部屋の窓から逃げたんだけど
ヴァンピルス様の様子がおかしくて…
両手で顔を押さえ、その手の甲に
一瞬で火傷のあとが!
しかも、服も燃えてきて
アタシは慌てて、カーテンを閉め
ヴァンピルス様は
その場に倒れてしまった!
アタシ
真城 山奈
「ど、どうしよう…火傷が…っ」
アタシは、彼の上半身を抱き上げる…
紳士
ヴァンピルス=デモニック
「だ、大丈夫…
影にいれば、すぐに治る…」
少しして、彼の火傷が自然に治癒していく!
アタシ
真城 山奈
「はあ…よ、よかった…//」
彼の、お洋服までは直らなかったけど
その火傷のあとは、小さくなってきてる…
日差しを浴びた、あの一瞬で
重度の火傷を負うなんて…いったい、どうして…
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