9人が本棚に入れています
本棚に追加
紳士
ヴァンピルス=デモニック
「ありがとう。」
アタシは頷き、一礼した後…食堂を出て
1階の廊下を進み、2階の階段をのぼり
3つ目のお部屋の掃除をしていく。
アタシ
真城 山奈
「ふんふふ~んふ~ん♪」
カーテンと窓を開け
空気の入れ換えをしたあと
鼻歌を口ずさみながら、掃除を進める。
ここが終われば…4つ目のお部屋
そこが、アタシのお部屋になる…
3つ目のお部屋の掃除が終わり
窓とカーテンを閉めた後
4つ目のお部屋の掃除を始めるため
窓とカーテンを開ける。
ここが、アタシのお部屋かあ!
よぉし!気合いいれるぞぉ~♪
🦇数時間後🦇
自分の部屋だから、他の部屋に比べて
ピカピカにしてしまった。
ベッドのホコリも、掃除機を使って
しっかり吸引する。
アタシは小さく頷き
窓とカーテンを閉めた後。
部屋を出て…最後の部屋である
ヴァンピルス様の寝室に向かうため
扉に手をかけて、そっと…
ドアを開くと薄暗い部屋が広がっていた。
この部屋だけ、異質な感じがする…
窓がひとつもないし、部屋の奥には
天蓋付きの大きなベッドが置いてあって
黒と灰色のツートーンである事だけ
部屋に灯る、ロウソクの光で分かった。
この部屋、ひんやりしてるわね…
しかも…綺麗!
ヴァンピルス様が、お掃除してるのかも…
最初のコメントを投稿しよう!