🦇朝食タイム🦇

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裏口から出たアタシは、館の隣 木陰の下の小さな菜園まで来て… 近くにあった、赤ずきんちゃんが 使っていそうな可愛らしい 木製のバスケットを腕にかけ 野菜を採っていく。 あ、これが、フルーツトマトね! ちっちゃくて可愛い♪ バスケットの中に入れる… あ、普通のトマトもあるんだ。 で、これはキュウリでしょう… ナスとピーマンもあるのね! ひととおり、野菜を採取したあと 裏口から館の中に入る。 カーテンをしめきってるからか 館の中は、なんとなくひんやりしてる。 それから、食堂に戻ってくると ヴァンピルス様が出迎えてくれて アタシは、木製のバスケットを 彼に差し出した。 紳士 ヴァンピルス=デモニック 「日中は、外に 出れないのでな、とても助かる… あ、そうだ…のどが乾いただろう? フルーツトマトジュースを作ってやろう。 少し待っていてくれ。」 バスケットを、受け取ったヴァンピルス様は 厨房に入り、野菜を切る音が聞こえてきて。 厨房を覗いて見ると、フルーツトマトを ガラス製のレモン搾り器にかけて 出てきたジュースを、ワイングラスに入れて… それを何回か繰り返して グラスいっぱいにしてくれてるところだった! アタシ 真城 山奈(ましろやまな) 「ご、ごくり…」 なんて鮮やかな色だろう すごく、美味しそう♪ 紳士 ヴァンピルス=デモニック 「ほら、お待たせ… フルーツトマトジュース100%だ。」 ワイングラスを渡されて アタシは笑顔で受け取る。
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