本編

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テレビ台に置かれたデジタル時計が 23時を指した頃、黙ってワインを 味わっていた宮嶋が動いた。 俺の膝に手を乗せ、ゆっくりと さすってきたのだ。 「み、宮嶋、」 半ばパニックになる俺に構うことなく 宮嶋の大きな手が俺の内腿を撫で始め、 みるみる俺の股間が膨らんでいく。 「反応しちゃったの?かわいい」 内腿からスッと手が移動し、 有無を言わせず股間を撫でられた。 「待って、ああっ」 スーツのズボンの上から捏ねくり回され、 その下のトランクスの先が下品に濡れる。 「俺に言うことはない?」 宮嶋に耳元で囁かれ、浮きかける腰を 何とか我慢しながら小さく頷いた。 「俺、宮嶋のこと」 好きだ、とは言えなかった。 宮嶋に一瞬にして唇を奪われたから。 「ふ、ぅん!」 優しく唇を舐められてから、 口の中に舌が入って、文字通り吸われた。 宮嶋の手の動きは更に強まり、 俺とキスを繰り返しながら俺のズボンの チャックを下ろし、トランクスの中から そそり立つアレを引っ張り出した。 そして、
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