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「はぁぁ〜……」
椅子に座りながら、まだ少し紅潮する頬に両手を当てる。
「ねぇ、先生。これどういう意味だと思う?」
「んぁ?んなこと俺が知るわけねぇだろ?自分で考えなさいな。」
「酷い、生徒が困ってるのを見殺しにするの?」
放課後、教室、櫻井先生と二人。
「え〜、そんなの言われてもなんだよなぁ。」
「ちょっと、先生モテモテだったんでしょ?助けてよ。」
俺の目の前の席に座り、後ろを振り返る体制で俺に机に先生が肩肘をつく。
「ん〜、まぁ〜。告白だろうなぁ?」
「見間違えとか……ないかな。」
「知らねぇ、人によりけりだろ。」
「いやだって……夢に出てきてミスったんじゃないかな?」
だってさぁ、朝陽。
ただの友達の俺に、あんなこと言うなんておかしいだろ?
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