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「いや、だからね？皆月さん。」
……そして、現在に至る。
「やっぱり、だめ？」
可愛く上目遣いをした皆月さんが俺を見つめる。
そこに、変なぶりっこさやあざとさは微塵も感じない。
普通の男子なら、迷わず付き合うと決断する可愛さだろう。
「でもごめん、皆月さん……。俺、君とは付き合えないし……」
しどろもどろになりながらも付き合えないと伝えようと口を開く。
「どうして？私のことが嫌いなの？」
「いや、そういう訳じゃないんだけど……」
俺と皆月さんとでは圧倒的に釣り合わないし……
でもこんなことを言ったら好いてくれてる皆月さんに失礼じゃ……とグルグル頭の中がこんがらがる。
「結翔のバカヤロウ〜ッ！！」
突然後方から聞き覚えのある声が聞こえ、思わず振り返る。
「……っは、？朝陽……？」
「ひ、日比くん……？」
「おーっと、ごめんねぇ皆月さん！俺この後結翔と予定あるから借りてくね！」
「はぁ！？ちょ、朝陽ッ！？」
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