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それからは木村さんの所を通過する度に、チラッと僕を見て一瞬ニコッと笑ってくれるようになった。
この時ほど、超目立つ黄色い車で良かったと思ったことはない。
それから数ヶ月後にその道路の工事が完了して、木村さんがいた工事作業班は撤収して行った。
次にどこに行ったのかは、わからない。
そしてあの時、何故、このキツイ仕事をしているのかということも聞けなかった。
いや、聞く必要なんてないんだ。
誰にも色々な事情がある。
それを聞くよりも彼女が今日もまた、元気に働いていると信じよう。
そして僕も気合いを入れ直して、良い仕事をしようと決めたんだ。
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