未恋

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鋭い鉛筆の芯が 肌に突き刺さり軽く裂けて 小さい血だまりができた 思わず「大丈夫」とこぼれた 痛みに弱いことを悟られたくないあまり 大丈夫なんていう よくある痩せ我慢を口にした 愛が会いに行くまで 僕は何度でも否定を続けるよ 君とまた いや 丁度いい距離感で 不十分な関係を繋ぎ止めていたいから
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