1巻 あらすじ

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「ねぇ、君の事教えてよー。おねがいー!」 「僕の事って言われましても…」 僕はこれまでの事を、恥ずかしくて言いたくなかった。僕がだんまりしていても、女性は教えての一点張りだった。すると、後ろから突然 「ミドリ様!ここに居たんですか。戻りますよ!」 2人組のスーツを着た人達が現れた。 「嫌だー!あの子と話したいー!」 「お喋りは後にしてください!さ、行きますよ!」 その人達に両腕を捕まれ、ミドリさんという方は、強引に引きづられて行った。 「嫌だぁぁぁぁ!!」 (なんだったんだろう?) 僕が呆然としていると、先程とは違うスーツの人が現れた。 「大丈夫でしたか?」 「え、何がですか?」 「何も無かったようですね。よかったです」 スーツの人はあんどしたようだった。 「実は、貴方に伝え忘れていたことがありまして」 「何ですか?」 「植物のままでは貴方の身の危険があります。早急に、スキルを使用して擬態して下さい」 「スキル?ですか?」 (え、なんの事か分からないんですが…) 「はぁ、それも言ってないんですね」 スーツの人は呆れた様子。 「貴方は、前回お亡くなりになった時、擬態というスキルを得たようです」
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