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「あ!!!」
ためらいもなく、尊が奥まで突き上げていた。
昔とは比べ物にならない重量感がおれを満たしていく。
「あ。嬉しい……尊、でいっぱい」
欲ししくて、欲しくてほしくて。
腰に足を巻きつけて、おれも腰を揺すり始めた。
「もっと、奥までして」
「いいよ」
大きな尊の手の平で腰を捕まえられて、突き上げられた。
その度に嬉しさで、昂ぶりが涙を流す。
「……あ、」
抗いきれない大きな波が来て、あっけなく放り出された。腹の上に熱い飛沫が散るけど、尊は動きを止めなかった。
「もっと、イケるだろ」
当然、与えられる刺激におれの昂ぶりは萎えることを知らない。少しも収まることがなく、その存在を示していた。
「見ろよ」
嬉しそうな尊の笑顔におれは釘付けになる。
勢い起こされて、尊の膝の上にまたがった。抜けそうな一歩手前で体勢を入れ替えられて、後ろから抱きしめられる。
赤ん坊がトイレをするようなかっこうで抱えられて、大きく開かれた足の間に艶めく自分の分身が歓喜に震えているのが見えた。
目の前にある大きな鏡には、後ろから抱かれて足を開いた男の姿が映っていた。
瞳は潤み、口元は艶めいて濡れている。
その足の間のものが歓喜に打ち震え、先端から甘い雫をこぼしているところまでありありと見えていた。
少ししてそれがおれの姿だということに気がついた。
「……やっ!」
「見えてる?晃……お前のその姿さ、すげえそそる」
首筋に噛みついて、尊がのどで笑った。
「お前のこんなかっこ、オクサン知ってるの?」
「……それは、」
「おれ以外の、誰かにも見せてんの?」
噛み付いた場所から、舌先が耳元へと這い出した。
「すっげえ、いい」
直接耳に送り込まれる囁きに、背筋を痺れさせるものがあった。
「あ……ン……」
鼻にかかった甘い声が出る。
「ほら」
下からゆすぶられて、共におれの昂ぶりも揺れた。先端の雫がポタリと落ちる。
「よく見なよ……ココさ、おれのことすごく美味しそうに食べてるの」
わざとゆっくりと腰を動かす尊の昂ぶりが、おれの中から姿を現した。
緊張しきったその筋までが、ねっとりと濡れている。
「あ、……抜かないで」
思わず出た言葉に尊が一瞬まばたきをし、そして嬉しそうに微笑む。
「ふふ……いいよ」
「あ!」
希望通り再び中まで入りきった尊とおれがぴったりと重なっていた。
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