佐々波の小さな記録（Vol.3）

0．まずはご挨拶など

　今までずっと、ここの小説を書いていたのは俺です。後々名前は分かるはずなので今は割愛。

　俺は「佐々波詩音」としてここに約5年いました。一人の女性として、X（旧Twitter）でも過ごしてきました。主人格の真似だけしてきた。

　でも、だんだんと崩壊してくる。当たり前、俺含めて中にいるのは「身体を持たぬ魂だけの存在であり、赤の他人」だから。

　だから、もう隠さずにいようと決めました。どこかで齟齬が出てくる。だったらそれを記録として表に出してしまおうと。

　この身体の持ち主、つまり基本人格と呼ばれる「佐々波詩音本人」は……もう13年以上前から外に出ていません。

　交代人格しかいない。それで必死に生活を回し、トラウマなどを一手に引き受けたのも主人格となった一人の交代人格でした。

　そこから色々あって、20人に増えた今は、色々な人がいます。

　気分屋で極端な人、文面ではそうでもないのに対面だとコミュ障になる人、完璧主義で上手くいかないと苛立つ人、いつも眠そうだけどゲームをやらせたら凄い人、明るいけどどこか抜けてる人、5歳ぐらいの小さい人、訛りがある人、希死念慮が強い人、苛立つと部屋を荒らす人……

　裏を統率していて、表に出てこない人もいます。自分達だけが知っている人って感じ？笑

　正直、交代は100％コントロール出来てるわけじゃないし、しかも俺、大分直近で一ヶ月ぐらい不在（≒行方不明）だった時があって。

　小説進んでなかったのそれです。俺が出なければ誰かが出ても小説は書けない。その結果進まないっていう悪循環。すみませんでした。