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目の前には先ほどとは別人ずぎる美人なお姉さん。手入れが行き届いている綺麗な真紅の髪。白い肌に似合う黒のドレス。整いすぎている綺麗な顔立ちは誰が見ても美人と答えるだろう。
会員制高級ホテルレストランの個室。横を見ると窓の外にはキラキラと輝く都会の夜景。
庶民には無縁の場所すぎて頭が追いつかない。これは本当に現実なのか。。夢なら早く覚めて欲しいと願うばかりだった。
駅で困ってるお姉さんを助けたら食事に誘われついて来たら会員制高級ホテルで唖然としてたら身なりもそれなりに整えられレストランの個室で食事。
なにこのドラマ的な展開は‥。
チラッとお姉さんの方を見ると本当にあの分厚いメガネとマスクの人かと疑ってしまうほどスタイルも良く芸能人顔負けのお顔。私には眩しすぎるくらいの美人。でも何故か何処かで会ったことがあるような気がする。
お姉さんこと、久方 花織さん。
名前も綺麗でお金持ち確定で美人。
私には縁がなさすぎる人だ。世の中何があるか分からないとはよく言ったものだ。
おしゃれすぎる前菜を机に置かれ身体が固まる。並んだ銀食器、マナーの常識が備わってるわけなく戸惑っていると「個室ですから気にしないでください」と優しく声をかけられた。
恐る恐るフォークとナイフで一口食べてみると目が飛び出るほど美味しかった。野菜が美味しすぎる!普段食べている野菜とは比べ物にならないくらい甘くみずみずしい。
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