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接吻
吐息と吐息が混ざり合って昇って消える。
「はぁはぁ、……。喉かわいた」
「んはぁ、ちょっと待って、」
サイドテーブルに腕を伸ばして汗をかいた
ペットボトルのキャップを外し喉を鳴らし飲み込んだ。「なんで先にのんじゃうの?」
「だって私も喉かわいてたから、
ハイ…あげる。」
私の手から離れたペットボトル。彼の唇へと流れて唇の縁から零れ落ちる。
雫は線のように暗闇に慣れた瞳から視線を奪われ首筋から落ちていく雫を唇で受け止め重ね。
そのまま彼の胸板にキスした。
・・・・・。
「あ、ごめん」
「ちょっ、なにしてるの?」
「えっと、ついよ、つい」
「まぁいいけど、そろそろいい?」
「やだ、まだ離れたくない」
「わりぃ足痺れてきた」
「私が重いから?」
「いやそういうんじゃなくてさ」
「ぶー~·····あと、ちょっとだけ」
また、彼の胸板に接吻
「分かった。あとちょっと、ね。」
そのまま
二人一緒にゴロンして眠りについた。
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