【BL】続・試してみましょう

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涙目で、そう言う森川の頬に口付けて、森川の陰嚢に手を伸ばして、精子を作るそれを優しく刺激してみる。 「ふ…んっ。あっ。」 「会社でも、俺にわがまま言えよ森川。お前1人で仕事頑張りすぎなんだよ。」 「なんで今、そんな。」 「助けて欲しいって言われなかったら、手ぇ出せないんだよ。残業だって…。仕事嫌いになりそうな働き方はするな。」 「だって、俺。」 「ん?」 「なんでもできて、頼られる、穂積先輩みたいになりたい…。」 森川の目に、俺そんな風に映ってたんだ。 「俺もお前になんでも頼ってるよ。」 「…え。」 「頼ってる。仕事もプライベートも。」 俺にしてみたら、こんなこと言うのは稀なこと。 森川がまっすぐ俺を見つめている。 「ん?」 「手が止まってます…。」 ……コイツっ!! 森川のばっかり扱いてやった。 森川が身を捩らせ、声を漏らしながら達したのは、わずか10秒後。 「…ぅっ。また、俺だけ…。」 泣き出す森川の口を口で塞いだ。 「もう1回試してみな。」 涙目の森川が、不思議そうな顔をする。 「……イかせてくれよ、俺のこと。……森川がやってくれ。」 こんなこと、森川にしか言えない。それに恥ずかしすぎて顔が熱くなってくる。 「あと1回で穂積先輩がイけたら、また触らせてくれますか?」 “また”…?これから先もお互いに触り合うってことか。 「いいよ。森川に触ってもらいたい。」 顔を真っ赤にして言えば、森川の顔も赤く染まっていく。
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