【BL】続・試してみましょう

仕方がないから森川が残した焼きそばを食べて、レモンサワーを煽った。

週何回かの森川との飲み会を宅飲みにしたのは、飲むと眠くなる森川のためだった。
終電逃して歩くのもしんどいという意見も一致した。

お風呂のスイッチを入れてからテーブルの上をきれいに片付ける。俺は飲んだ後そのままにして翌朝うんざりしながら片付けるのは好きじゃない。

「はあ……」

ため息だ。
日に日に森川への好きという気持ちが大きくなっていく。森川はめんどくさいやつなのに。

森川はどうなんだろう。さっきのヤキモチとか。森川も俺に対して好きな気持ちを強めてくれていると受け止めていいのだろうか。

最後の彼女と別れてから二度と恋しないって決めていのに…。森川のせいで。森川を好きでたまらない。
俺はコイツの先輩だからこの先をリードしなければと焦ってしまう。でも森川のペースも考えなきゃいけない。
森川は今の所のそれっぽい行為で満足してるんだろうか。このままでは、俺との関係に飽きてしまうんじゃないか……。

『お風呂が沸きました。』
先に俺のを抜こう。頭がおかしくなりそうだ。