【BL】続・試してみましょう

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シャワーを浴びながら、風呂場で抜いてきた。 頭がスッキリしてる。森川の前で平常心でいられるはずだ。 ソファーでクッションを抱えて眠る森川。 かわいい。俺がそのクッションになりたい。 ……俺は何を考えているんだ。 なぜ、俺には余裕がないんだ。全部酒のせいか。俺、いつからこんなに酒に支配されるようになったんだ。 「……スー…ハー…」 深呼吸して。平常心を取り戻す。 森川の肩を雑に揺さぶった。 「森川ー。お風呂入りなー。もーりーかーわー。」 森川は、うっすら目を開けてふにゃふにゃとした笑顔を見せてきた。コイツは寝起きもご機嫌なタイプ。 「森川、お風呂。歯も磨けよ。」 「穂積先輩も入りましょう。」 「俺入ったよ。」 「じゃあ、もう1回入りましょう。1回も2回も変わりませんから。俺とお風呂試しに入ってみましょう。」 森川が何を言っているのか理解できない。 「1人で行ってこい。」 「じゃあ、入りません。」 「ダメだ。汗臭い。」 「じゃあ、連れて行ってください。」 森川が当たり前のように俺に抱きついてきた。 かわいい。…だが汗臭い。 「穂積先輩。いい匂い。」 「お前は汗臭い。森川。本当に一緒に風呂入りたいのか?」 「はい。」 森川の前で全裸……。反応してる俺を見せても引かないだろうか……。もともと、俺たちはゲイじゃない…。 でも、男同士で付き合ってるし、引くも何も…。だって森川は俺に見せてるわけだし。俺に握らせてシコらせて……。勃たせてよがって、射精して……。 森川の体に自然に手が伸びてしまう。 もう脱がせたい。触りたい。 スウェットズボンのゴムに手をかけた。 「穂積先輩…、ここで服脱いで行った方が良いんですか?服は、脱衣所で脱ぎたいです、俺。汗臭いし……。」
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