【BL】続・試してみましょう

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森川の汗臭い首元に舌を這わせた。 「穂積先輩?ちょ、あの?汗、汚いですよ。」 「お前、意外と気にするんだな。」 「しますよー。好きな人に臭いって言われたらなおさら……。」 森川の汗の匂いを嗅いで、汗ばんだ肌を頬に擦り付けた。 「確かに汗臭いし、肌がベタついてる。」 「……ショックなんですけど。泣きますけど。」 「だけど、嫌いじゃない。」 「……え?」 森川は汗臭くても全く嫌じゃない。 本当だ。 気がつけば森川のTシャツを脱がせて上裸にしていた。森川をソファーに組み敷いて乳輪を舐めわして、小さい乳首に吸い付いた。女の子とは違う。 でも、少しずつ硬くなってくるそれを舌で触ると俺が興奮してくる。 「…穂積せんぱ……。ぅう。」 顔を見てみれば快感に耐えているのがわかる。目に涙が溜まっていてたまらなくかわいい。 「こういうの嫌か?嫌だったらやめるけど。」 森川が俺と目を合わせて、 「…お風呂…は…いった、ほうが…。俺、きれいにしてからが…こういうのは……。」 恥ずかしそうに辿々しく言ってきた。 「…お風呂出てから…試してみてはいかがでしょう……俺も、興味があります……。お尻もおさわり自由でがんばります…。えっと、マグロ確定で、すみません…。」 森川が自分の匂いをクンクン嗅いだ。 「あはは。汗臭っ。」 「……体洗ってやる。頭から足まで全部。」 「えへへ。やったー。」 男相手にどうするのが正解か探しているのはお互い様なんだと、森川に気づかされた。
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