【BL】続・試してみましょう

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浴槽のふちに座って、向き合う形で森川を膝に乗せた。 「俺、…抱っこされてますね。膝に乗ってます。」 森川の背中を撫で撫でと優しくしく摩ってみる。 「…お前の事、甘やかしてるけどどう?」 「悪くありません。いい気分です。」 「じゃあ、…。」 森川のお尻を軽く撫でてみた。 「…ぁうっ。」 「はは。やっぱり苦手か。」 森川が俺に体重を預けてくる。森川の尾骶骨から割れ目に沿って指を滑らせていく。 「……あっ。」 「気持ち悪いか?」 首を横に振りながら息を浅く吐いている。 「がまんするなよ。お前は1人で我慢するくせがあるから。」 「がまん、……してない。です。…ほずみ、せんぱい。が、してく、…れること。…全部、好き。です。」 「本当か?」 「…ちょっと、くすぐったい。ですけど。」 もう少し指を滑らせ少し触れただけで、森川の体に力が入った。 「う、そこ。ケツの穴です。」 「わかってるけど。」 「わかってるんですかっ?」 恥ずかしいのか、森川の顔が真っ赤になった。 森川のおでこにおでこをつけてから唇を重ねた。 口でちゅっ、ってわざと音を立てキスをして、指の腹で優しくそこを撫で続ける。 「…ぁ。…はぁ。っ。」 「ん?」 顔を離せば、森川は俺の胸に顔を埋める。耳まで真っ赤にしてるけど何も喋らなくなってしまった。 「森川?やっぱり嫌?……やめるけど。」 「……どうしても…。」 「ん?」 「…恥ずかしい…です。」 「そうだよな。ごめん。」 「恥ずかしいけど、気持ちよくて。それが恥ずかしいです。」 「あはは。何それ。」 森川の触っていない陰茎が勃っているのが見えた。 「お前、感じやすいのな。」 「意地悪言うのやめてくださいよ。」 「ははは。」 「でも、…穂積先輩だって。」 俺も充分に森川に反応している。森川が引いてるんじゃないかと少し不安になる。
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