届けたいこの想い

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 プランCを決行する時が来てしまった。これは緊急時に使う、つまりは奥の手だったのだがここに至ってはもうどうしようもない。俺は緊張しながら百合に連絡を入れると、無駄話をしながらもなんとか遊ぶ予定を取り付けた。遊び場所は俺の家、つまり年頃の女の子を部屋に連れ込んで有無を言わさず告白してしまおうという作戦だ。幸いな事にうちの両親は共働きで夜まで帰ってこない。気合いを入れ直すと、念入りにリハーサルを繰り返した。
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