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でも…今年初サンダルの足元が不安定で思うように走れない。しかも膝下までのソフトダンボールタイトスカート…伸縮性はあるけれど大きく足は出ない。
よく通る自転車に気をつけながら、彼女を追ったけれど見るたびに姿が小さくなった彼女がどちらのホテルに入ったか分からず…ハァハァと息をしながら肩を落とす。と…
車が1台…ホテルに入る…えっ?スギさんだ…スギさんだったよね?絶対にそうだ。運転していたのは、あの爽やかなポロシャツ姿のスギさんだ。
ぇぇ…ええ…っ…僕はソレなしなんで…って言ってた彼が中西さんと?私になしなんで…っていうのはタイプでなかったってこと?私じゃ出来ないけど中西さん?
もう私には刺激の強い日過ぎる。まだ半日なのに…コウさんの話に、やっぱり同じ時間の中西さんに、スギさん…
もしかしたら…同じ時間ってことは中西さんってコレが仕事?浮気や不倫じゃなく、珈琲大陸で客を取ってる?
ダメだ…考えても分からない…
少し疲れて帰った日の夜
「うん…」
それだけの声で私の布団に入ってきた夫が私のパジャマを捲り上げる。
「へっ…?」
「何?ダメ?」
夫が目の前にいるのに、すっかり夫のことを忘れて過ごした夜…少し驚いた私の胸を弄る夫に
「………ダメじゃない…宗人クン…」
と言ってみると、彼の動きが止まった。
「……ママ…どうした?浮気でもしたのか?」
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