981人が本棚に入れています
本棚に追加
もう後戻りは出来ないと、この時やっとわかった...今日の数時間だけ…
そう思いシャワーを彼に…と…彼がシャワーヘッドを持ってしまった。
「やっぱり…洗ってなんて待ってられない」
と、手早くガシャガシャと洗い始めるから、泡が飛んでくる。
「ちょ…っ…と…」
「うん?」
コウさんは自分と一緒に私のカラダの泡も撫で始める。
夫とは違う男の手…
「フウコさんも触って…」
私の思考を遮る声がすると、彼は私の手を自分の腰辺りへと置いた。
彼は甘える素振りを時折見せるけれど、でもとても優しく私を抱いた…甘えたいのに甘えられないことが習慣づいてしまったのかもしれない。
見知らぬベッドの上で、未知の快感に酔いしれながら…最初で最後よ…と脳内で繰り返す。
「最後…もう一度いい?フウコさん、まだ抑えてるでしょ?乗って…」
えっ…?抑えてるって…分からない…
「ヒャ…ぅ…ん……」
彼は私のカラダを起こすと、自分は仰向けにシーツを滑り、敏感なままのソコに舌を這わせる。彼の顔を跨いだ格好…こんなの知らない…
「逃げなくていいよ、フウコさんの溢れてる…自分のイイトコ…俺に押し付ければいい…」
「……出来ないっ…」
「じゃあ…」
彼は私の腰を支えて自分がまたシーツを滑ると、グリッ…
「挿れて…これでおしまいね…フウコさん…上になったことある?よね?」
「……一度くらいしか……夫が…好きじゃない…から…」
「そっか…でもフウコさんは好きだよね……自分で動くの。いいよ…俺を好きにして…もう珈琲大陸にも行かないし、顔を合わせないようにするから…思いきり乱れていいよ…」
最初のコメントを投稿しよう!