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「っ、あ、、、、っ、」 深月くんの急な不機嫌の理由が分からない。 でも、さっき妬けるって、言った…?? もしかして、深月くんもあたしと同じ気持ちなのかもしれない。と淡い期待が脳裏を掠めるけど、いやいや、そんなまさかね。とすぐさまそれを自分で否定する。 期待して違った時に立ち直れる気がしないから、過度な期待は禁物だ。 深月くんから甘い刺激を受けながらも、頭の片隅でぼんやりそんなことを考えていると、いつの間にかあたしの足元へと移動していた深月くんによってがぶり、太ももの付け根あたりを噛まれる。 「っい、た、、、、っ、」 痛みに思わず深月くんの方へと視線を向ければ、こちらを見据え 「今、なんか違うこと考えてた?すごい余裕だね?」 と、なにやら見透かされているようだった。 「ちがっ、、、、っぅあ、、、っ」 慌てて否定しようとするが、深月くんの舌があたしの一際敏感な部分を舐め上げる、それにビクビクッと身体が震えた。 そしてあたしの太ももをグッと持ち上げ、ちゅっと、そこに口づけをしながら 「聞き分けの悪い子にはちゃんと分からせてあげないとね」 そう言って徐に上体を起こすと、いきなりグッと深月くんの硬くなったそれがあたしの中へと押し込まれる、まるで内壁をこじ開けるようなそれに、思わず悲鳴をあげるけど 「はぁっ、、雪乃ちゃん、悪いけどそろそろ覚悟決めようね?」 あたしを見据え、口元に不敵な笑みを浮かべながら深月くんが言う。依然として激しく下から突き上げられる律動に 「っ、、、っあ、っあ、、、っぅ、、っ」 …なん、の? 何に対する覚悟を決めるのか聞き返したかったけど、そんなこと聞いてる余裕なんて全くなくなってしまった。 結局この日は深月くんによって散々かわいがられ?家へと帰れたのは、その翌日のことだった。
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