ろく

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ベッドへと辿り着き、深月くんに腕を引かれるままにそこへと上がる。 徐に、深月くんの手があたしの輪郭をするりと撫でるから、それにギュッと目を瞑れば、ちゅっと音を立てて優しいキスが降ってくる そのままゆっくりと押し倒され、スプリングが軋む音と共にそこへと身体が沈んでいった。 そんなあたしを上から見下ろして、 「ごめん、多分1回じゃ終わらないと思うけど、いい?」とどこか余裕をなくしたような表情の深月くんがあたしに聞く 「ん、、、いいよ。」と言い終わるとほぼ同時に すぐさま深月くんの熱い舌が口内に侵入してきて、あたしの舌を上手に絡め取りそのぬるりと柔らかい舌の感触にくらり、脳が蕩けだす。 「っ、、、はぁ、、、」 僅かな唇の隙間から甘い吐息が溢れる。 なんだかあたしも深月くんに触れたくて、するり、首の後ろへと手を回すと深月くんのキスに応えるように積極的に舌を絡めた。 そんなあたしの行動に、少し唇を離すと 「あんまり俺のこと煽らない方がいいよ?今すぐ雪乃ちゃんの中に突っ込みたくなるから。」 そう言ってあたしの首筋に舌を這わせて耳まで舐め上げるとそのまま、まるで耳を食べるみたいに熱い吐息と共に甘噛みされた。
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