いち

15/19
前へ
/155ページ
次へ
「雪乃ちゃんってかわいいね?」 あたしを見下ろしながら深月くんがくすっと笑う 急速に顔に熱が集まるのを感じる。 うう、よき、、、。 しかし、なんだかやられっぱなしも少し悔しいので 「深月くんは、とっても意地悪だね?」 負けじと先ほどの深月くんの真似をしてくすっと笑ってみせた。 あたしの反応を見て、ふっ、と目を細めると 「…ふぅん、嫌いじゃ無いくせに」 そう言って耳元で囁き、そのまま耳たぶを甘噛みされた。 「っ、ぁ」 予期せぬ刺激に思わず声が漏れる。 「へぇ、耳弱いんだ?」 「っぅ、や、だ」 まるで面白いものでも見つけたようにそのまま耳元をくすぐるように喋り続けられる。 敏感になった耳は少しの吐息さえも感じ取り反応を示してしまう。 「ねぇ、やだじゃないでしょ?」 あたしの反応を見て本当に嫌がってないのが伝わっているのか、ぺろり、そのまま耳の輪郭をなぞるように舐め上げられる。 「…っんあ、ひぅ」 もう本当にやばい、まだ耳だけなのに下腹部がジンっと潤って溢れ出るのを感じた。
/155ページ

最初のコメントを投稿しよう!

676人が本棚に入れています
本棚に追加