はち

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「どうしたの?雪乃ちゃん。俺にお願いしたいことがあるなら、上手におねだりしてみなよ。」 そんなあたしの表情を読み取って、なんとも楽しそうにそんな意地の悪いことを言ってくる。 あくまでも、あたしの口からその言葉を言わせたいスタンスのようだった。 それに「っ、」と、言葉に詰まりながらも、深月くんならあたしが言うまで本当に続けそうだったので、恥ずかしさをなんとか乗り越えて 「っ、、もう、、限界だから、、、お願いだから、イかせてっ、、」 と、深月くんへと懇願した。 すると、あたしの言葉にそれはそれは満足そうに微笑むと「だーめ。」なんて、甘く答える。 っ、なんで…?? さっきと言ってることが違う深月くんへと反論しようと口を開きかければ、すかさず最奥をグリグリと刺激され「っな、、っんあ、、っぅ、、」と油断していた口が、反論の言葉を紡ぐはずが刺激を享受する声へと変えられ、その言葉を発することすらも許してはもらえなかった。 尚も続く強い刺激にあたしの身体が微かに震えて、このまま刺激してくれればイケそうなのに、、、 やはりそれは叶えてはもらえなくて、さっきのでダメなら、これ以上もうどうしたらいいのかあたしには分からなかった。
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