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枕元のデジタル時計はAM8:23と表示されている 深月くんを起こさぬよう、そっとベッドから抜け出す、立ち上がると腰に鈍い痛みを感じた まあ、あれだけヤればしょうがない 昨日の行為を思い出すだけで下腹部がキュンとなるのを感じて慌てて思考から排除する 足音を立てないよう、そっと歩いて浴室へと向かった シャワーのレバーを上げて頭から少し熱めのお湯を浴びる、最後の方は涙で顔がぐちょぐちょだっただろうにそのまま落ちてしまった 寝起きも相まって絶対ひどい顔をしている自信があるので、恐ろしすぎて鏡は見ないようにしている 無駄な現実逃避である。 いや、それにしてもすごかった 自分でも認めるが、あたしはどちらかと言えばMだ、でもまさか、噛まれてあんなに感じるとは思わなかった そこではっ、とする 先程まで見ないようにしていた鏡に映った自分を確認する するとどうだろう、首や肩、二の腕の裏など、様々なところに深月くんのつけた噛み跡がくっきり残っていた 「うわぁっ、、、」 元々色白なこともあり、なかなかびっくりする見た目をしている いや、これどうしよ …隠しきれる、か? 暫くは露出のある服は着れないな と、1人手持ちの服を思い浮かべながら噛み跡を指でなぞった
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