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え、アフターケアまでちゃんとしてくれるとか胸のときめきが止まらないんだけど?
もしかして仕留めにきてる?
「…あはは〜、お言葉だけありがたく頂戴しておくね」
しかしここは真に受けすぎない返答が可だ
間違っても、え、嬉しい!もしかして深月くんってあたしのこと好きなのかも!
と少女漫画脳を炸裂させると地獄を見るのは確実にこっちだ
「残念、ふられちゃった」
深月くんは特にショックそうな様子も見せず、そう軽口を叩くと、じゃあシャワー浴びてくるから雪乃ちゃんはゆっくり準備でもしてて
と、浴室の方へと消えて行った
深月くんの背中を見送った後、化粧ポーチからコンシーラーを探し当て、噛み跡をどうにか隠せないかと試行錯誤する
鏡を見て、今更すっぴんだったことに気づいたが、時すでに遅し。
この顔面を深月くんに晒してしまった事実は変えられないので開き直ることにした
噛み跡の部分はコンシーラーを何度か厚塗りすることで隠れたような気がするので、仕上げに粉を叩き、もうこれでいいや!と、半ば投げやりに自分を納得させた
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