落ちて、恋

に

しかし、そんな深月くんの表情を見ている余裕なんてすぐに無くなってしまう

腰を掴まれながら下から攻め立てられ必然的に最奥を何度も突き上げられる

「っひ、、っやあ、あっあっ、だめっ」

悲鳴にも近い声が口から零れ落ちる
堪らず、深月くんにしがみつく

「っ、はぁ、そろそろ限界かも」

少し掠れた声が鼓膜を擽る

「んっ、、も、はや、くっ、、、」

こっちはとっくのとうに限界を迎えている、はやくこの快感から解放されたくて深月くんに懇願する

あたしの言葉を聞き、ラストスパートをかけるように腰を打ちつける速度が早まった

また激しい快感の波が身体を襲い、もう嫌だと声にならない声が喘ぎ声となって口から零れ落ちる、そんなあたしの唇にがぶり、噛み付くと同時に動きが緩まる

そしてあたしの中でどくどくと脈打つように震えたあと、「っ、はぁ、、、」

と、熱い息を吐いて脱力した

やっと、おわった、、、
激しい快感の波から解放され安堵する

精魂尽き果て動けずにいるあたしに深月くんが慰るようにそっと優しいキスをくれる、その柔らかい感触を黙って受け入れる

暫くしてぐっと、あたしの腰を持ち上げるとずるり、中から出ていった