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・:*+. 「ふぅ、、、」 疲れ切った身体に湯船が沁み渡る 何故かあたしは今深月くん家の浴室でのんびりお風呂に浸かっていた 一体何故こんなことになったかというとそれは遡ること数時間前…ー あの情事の後、あたしはあまりの疲労感にベッドから一歩も動けずに少しの間ぼーっと虚無っていた。 流石に裸は恥ずかしいので辛うじて下着は身につけそれをシーツで隠している でもいつまでもこうしてはいられない、そろそろ帰る支度をしなくては、そう思うけど身体がいうことを聞いてくれない はぁ、これから家に帰らなきゃいけないとか無理すぎる、今すぐ歩けと言われてもまじで脚に力が入らないし、最悪匍匐前進するしか無い(しないけど) そんなあたしに深月くんが唐突に 「雪乃ちゃん家ってどの辺り?」 と聞いてくる え、なに、早く帰りたいアピール? 用が済んだら結局ポイっと捨てられるのね 知ってた とりあえず素直に最寄駅を伝えると ここからちょっと遠いねと深月くん 普段だったら別に気にならない距離だけど、一本乗り換えもしなきゃいけないので今のあたしにはとても過酷な道のりに感じた
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