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すると何を思ったのか、あたしの私服を拾い集めはじめた深月くん 「ごめんね雪乃ちゃん、これ着れる?1人で無理そうなら手伝うけど」 と手渡される いや、鬼か、ちょっと待ってほしい 「……。」 受け取ったはいいが一向に着る気配のないあたしをみて 「ちょっとごめんね」 そう言って再度服をあたしから奪い返すと、すぽっと頭に服を被せ着替えさせてくれる あたしは無言でそれを受け入れた そんなに早く帰りたい? ちょっとそれは酷すぎるよ深月くん そう思ったけど口には出せなかった 無事着替え終わり、深月くんがあたしのバックを掴み立ち上がる まじで帰る気じゃん! でもこのくらいの扱いの方が勘違いしなくてすむのかもしれないと思った
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