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深月くんの部屋に着くとソファに座るよう促される キャメル色のソファはふかふかで座り心地がとてもよかった、全体的に茶色と白で統一された部屋は綺麗に整頓されている しかもなんかいい匂いするし 何のルームフレグランスだろう? あとで教えてもらいたい あたしをソファに座らせどこかに消えていた深月くんが戻ってくる 「今お風呂溜めてるから、俺その間にコンビニに行って必要なものとか買ってくるね」 「えっ、今帰ってきたばっかりなのに?あたしも行くよ」 そう言って立ちあがろうとしたが深月くんによって制される 「だめ、雪乃ちゃんはここで待ってて?今日はいろいろ無理させちゃったし、身体しんどいでしょ?食べ物とかも買ってくるから嫌いなものとかない?」 え、なにこれ、なんのご褒美?? 昨日ちょっと友達のお願い事を叶えてあげただけなのに、気づいたらとんでもないイケメンにつくされてるんだけど?? 「いや、でも」 「いいから、ね?」 反論しようとした言葉は少し被せ気味に遮られた 言葉も口調も柔らかいのに、なんだこの威圧感は
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