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「で、嫌いなものはない??」 再度投げかけられた言葉にしぶしぶ答える 「嫌いなものは、、、きのこ、、、」 「ふはっ、きのこ嫌いなんだ?かわいいね」 ふはっ、て何、急に破顔すんなし、これ以上あたしのツボを押さないで てか、きのこ嫌いでかわいいとは?? 「…かわいい?かな?ちょっとよく分かんないけど、あの、ひとつ確認してもいい?」 とりあえず、ずっと聞きたかったことを確認したい 「ん?いいよ」 「あたしって、今日深月くんの家に泊まるの? 」 あたしの問いに少しきょとんとして 「…え?今更?」 と、深月くん それはそう、もっとはやく確認しろ 「いや、確認…?みたいな?」 深月くんはニコリそっか、と微笑んで 「じゃあ俺からも確認ね?雪乃ちゃんのことすごい無理させちゃったから、今日1日雪乃ちゃんの身の回りのことは俺にさせてくれる?」 「…そのために、連れてきたの?」 「そうだよ、ちなみにこれ雪乃ちゃんに拒否権ないから、さっき何でもいうこと聞くって約束してくれたしね?」 そう言って意地悪そうな顔で微笑まれた やっぱり、ただのご褒美じゃん
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