よん

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いや、さすがにそれはびびる 着信画面を見つめて固まること数秒、鳴り止まない音にハッと我に返る やばい、切れちゃう。 急いで通話ボタンを押し電話に出る 「もしもし…?」 『あ、雪乃ちゃん?ごめんね急に。今大丈夫だった?』 スマホを通して聞こえてくる深月くんの声にドキリ、胸が鳴る 「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」 『雪乃ちゃんから連絡きたの嬉しくて、声も聞きたかったから電話しちゃった』 少し照れくさそうに話す深月くんに心臓を鷲掴みにされた。 おい、それ好きな子以外に言ったらダメな台詞、、、。 「あ、あたしも、話したかったから嬉しい」 自分の気持ちに正直になると決めたはいいが、実際に素直になるのってめちゃくちゃ恥ずかしかった 『………雪乃ちゃん、今どこ?』 「えっと、大学の近くのカフェだけど」 『今から行ってもいい?』 「え?ごめん、あたしこのあと講義あるからもう少ししたら大学に戻らなきゃいけなくて…。」 『じゃあその後会えない?』 急な提案に少し戸惑う 「…別にいいけど、深月くんのこと待たせちゃうけどいいの?」 『うん、大丈夫。課題とか適当にやってるから。終わったら正門のところで待ち合わせでもいい?』 とんとん拍子で進む話に脳がついていかない 「わ、わかった」と、とりあえず返事をする 『ん、じゃあまたあとで』 そう言って、通話は終了した。 え、今深月くんと会う約束した? 電話を切ってからこのあと会うという現実が急に押し寄せてくる。 え、あたし大丈夫そ?
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