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「いや、だって、あたしここまでどうやって帰ってきたかも覚えてないし、、、、。はっ!てかお風呂入ってないよね?ごめん!ちょ、、汚いから離して!」 そうじゃん、あたし昨日お風呂に絶対入ってない!うわぁ、深月くんの家の清潔なベッドを穢してしまった。 なんとも罪悪感が半端ない。 とりあえず今すぐ離してもらうよう慌ててお願いをする。が 「やだ。そんなの今更だし、別に雪乃ちゃんだから気にしないよ。」 と、仏のような広い心で許される。 「で、でも、あたしが気にするってゆうか、、、。とりあえず、今すぐお風呂をお借りしてもいいですか?話はそのあとにでも、、、。」 と、いろいろな罪悪感でやたらと謙ってしまう。 「ん。なら一緒に入ろ。」 そう言って、あたしを抱きしめていた腕の力をパッと緩めると、そのままあたしの体の下から腕を抜き起き上がる。そのまま、ん〜〜…!と伸びをしてベッドから立ち上がる。 「え…。いや、それはまた話が違う気が」 あたしも深月くんに続きベッドから上半身だけ起き上がる。するとズキっと体が軋むような感覚に先ほどフラッシュバックした断片的な記憶が間違いではないと言っているようで頭を抱えたくなった。 あたしの言葉に 「だ〜め。昨日のこと悪いと思ってるなら断らないよね?」 と、朝からナイススマイルを顔面に貼り付け、まるで、断らないよね?とでも言うようなその笑顔に完全に言葉に詰まる。 「……。」 くっ、それを言われると何も言い返せない、、、。 押し黙るあたしに、無言を肯定と捉えたのか 「じゃあお風呂溜めてくるね」 と、なんとも満足げな笑みを浮かべて扉の向こうへと消えていった。
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