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「っ、ちょっと、、みつきくん、!」 あたしの身体を撫で回す深月くんの手に、なんだか身体の奥が熱くなるのを感じて慌ててそれ止める 「なんで止めるの?洗ってるだけなのに。」 それに、なんだかちょっと不服そうな声色の深月くん。 いや、だって 「さ、触り方がなんかえっちだったよ、、。」 そう素直に、感じたままを伝えれば 少し考える素振りを見せてから 「あー…、だってほら、それはさ、雪乃ちゃんに対しては無条件でそうなっちゃうんだからしょうがないよね?」 と、謎の開き直りに加え、なんとも思わせぶりな物言いに、つい 「な、なにそれ。そんなこと言うならあたしも深月くんのこと触っちゃうよ、いいの?」 と、言い返してしまう。なのに 「ん、いいよ?だって洗い合いっこだしね」 ほら、触って? と、今度は優しく耳元で囁かれる。 お風呂の熱気でただでさえ全身熱っているというのに、これ以上あたしの体温をあげるというのか。 え、これ大丈夫そ?鼻血とかでてないよね? なんかとりあえず、親父の禿頭とかそんな感じのものをクールダウンするため、今にものぼせ上がりそうな脳内で必死に思い浮かべる。 うん、よし、いける。 無事クールダウンすることに成功し、くるり、少しだけ後ろを振り返った。 「っ、ほ、本当に触っちゃうからね…?」 少し遠慮がちに深月くんを見据えながら呟く。 せっかくクールダウンさせたと言うのに、いざ深月くんを目の前にするとそんなものはなんの役にも立たなくなる。 すぐにまた体温がグッと上昇していくのが分かった。 うう、エロすぎる、、、。
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