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「まず、佳世、、婚約者に猛反対されてて、本当に紛争地帯に行くなら、婚約を解消すると言われてます、、」
その気持ちは、波瑠にも分かる。
もし、渋谷課長が、そんな危険な場所に行くとなったら、猛反対するし、毎日心配するのが辛すぎて、どうにかなってしまう。
だから、今は考えられないが、もし、本当にそうなったら、別れてしまいたいと思ってしまうかも、、。
だって、渋谷課長は、自分の命なのだ。
何よりも大切なのだ。
生が、言った。
「僕も、佳世とは別れた方がいいと思っています。僕のような人間と一緒になるより、もっと、平穏な人生を送れる相手と結婚した方がいい、、」
でも、、。
波瑠は、思った。
きっと、佳世さんは、それでは幸せになれない、、。
あたしが、渋谷課長以外とは幸せになれないように、、、
そんな会話をしていると、病室のドアがノックされた。
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