東城拓巳(トウジョウ タクミ・検事)

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そして、外川美鈴と猟銃を持っていた夫が、駆け付けた警察官に逮捕された、、。 圭は、椿総理の元へ行き、着ていたジャケットを脱いで、椿総理の肩にかけて、下着姿を隠した。 そして、ため息を吐きながら言った。 「貴女という人は、本当に、とんでもない人だ、、」 椿総理は、微笑んだ。 「そうよ。今更、分かったの?」 圭は、その椿総理の頬に触れると、引き寄せてキスをした。 「し、渋谷君?」 顔を離して、椿総理は驚いて言った。 圭は、その椿総理に囁いた。 「貴女が好きだ、、。どうしようもなく好きだ、、。結婚してください」 ええええっ! 見ていた波瑠は驚いた。 周りにいた野次馬たちからも、驚きの声が上がった。 でも、一番驚いていたのは、椿総理自身だった。 「えっ! 渋谷君、私が結婚しないと決めているのは、知っているでしょう?」 「ええ、知っています。志を全うするために、邪魔だからでしょう? だから、僕は貴女を支えるために結婚したいんです。SPの仕事も辞めて、専業主夫になります」 「ええっ?」 椿総理は、思いもしない申し出に驚いた。 「渋谷君、あなた、自分が何を言ってるか、分かってる? あなたほど優秀なSPはいないのよ! それが、主夫になる?!」 「はい。もう決めたんです。一生、貴女だけを支え、守って生きていくと、、」 そして、、。 椿総理の暗殺未遂事件が片付いた後、二人は結婚した。 結婚式はせず、入籍だけだったが、それを機に、圭はSPの仕事をキッパリ辞めたのだった。 このニュースは、日本ならず、世界中を駆け巡った。 イケメンSPが、女性総理大臣と結婚し、支えるために仕事を辞めて、専業主夫になる、、。 世の女性たちから羨望のため息が漏れたのだった、、。
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