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ヒロシ「今日はごめん、わざわざ来てもらって」
ももか「とんでもない。こっちこそ旅行の計画全部任せっきりで、ほんと助かる」
ヒロシ「ぜんぜん。オレ、旅のプラン的なもの考えるのすごい好きなんだよ」
ももか「頼もしいぃ」
ヒロシ「なんか、飲み物的なもの、飲む?」
ももか「うーん、なんとなく、大丈夫」
ヒロシ「よし、それではさっそくだけど旅のプラン的なものの話してもいいかな」
ももか「うんうん、してして」
ヒロシ「えーとだね、まず東京駅的なところから新幹線的なものに乗って京都駅的なところへ行こうかと。時間はちょっと早いけど午前8時くらいの電車かな。大丈夫?」
ももか「時間はぜんぜんオッケー」
ヒロシ「他に何か気になる?」
ももか「なんだろ、漠然とした不安感があるけど、大丈夫」
ヒロシ「任しといてって。オレ、旅的なもの慣れてんだから」
ももか「うん、わかった」
ヒロシ「それでと。京都駅的なところに着いたらまずタクシー的なものに乗ってホテル的なところに荷物だけ預けちゃおうかと。荷物持って移動って嫌じゃん?」
ももか「あー、うん、まぁ、いいと思う。お土産用に大きめのキャリーケース持ってくし」
ヒロシ「オレも大きめのキャリーケース的なもの買ったんだよ」
ももか「・・キャリーケース、だよね
ヒロシ「え、いま言ったよね」
ももか「あ、うん。了解」
ヒロシ「ごめん、話の途中だけど、トイレ的なとこに行って来ていい?」
ももか「もちろんよ。そこがトイレなら・・」
ヒロシ「ごめんごめん。お待たせと。えーと、そうそう、ホテル的なところに荷物を置いてから」
ももか「ごめんヒロシ」
ヒロシ「ん、なに?」
ももか「ホテルに荷物を預ける、でいんだよね」
ヒロシ「いまそう言わなかったっけ?」
ももか「言ったよね。うん、言った。ごめんごめん」
ヒロシ「それで、ホテル的なとこらから徒歩的なもので近場の神社仏閣的なところを回ろうと思うんだよ。全部歩ける距離だから。歩き大丈夫だよね?」
ももか「歩きはね、自信あるよ。こう見えて中学の時、陸士部だもん」
ヒロシ「それ初耳的!ももか陸上部的なものやってたんだ」
ももか「完全無欠な陸上部!」
ヒロシ「大袈裟!ハハ。ももかほんと面白いわ。で、ランチ的なことなんだけど、この写真のお寺的なところで精進料理的なものがあるらしんだよ。そこにしようかなって。どう?」
ももか「えっと、正真正銘の精進料理ならオッケー」
ヒロシ「正真正銘って、ここに精進料理って書いてあるじゃない」
ももか「それなら、大丈夫」
ヒロシ「ももか、なんかイライラしてる?」
ももか「そんなことはないけど、なんだろ、ふわっと感覚か・・・ごめん、気にしないで。ランチの後は?」
ヒロシ「ちょっと足伸ばして、嵐山的なところへ行く」
ももか「誰もが知っているあの有名な嵐山?」
ヒロシ「え、それ以外ある?」
ももか「ないと思いたい!それで?」
ヒロシ「そこにいい感じのカフェ的なものがあるから、そこで抹茶的なものを使ったデザート的なものを食べる的な感じ。どう?」
ももか「ごめんヒロシ」
ヒロシ「何?」
ももか「計画はたぶん完璧なんだろうけど、話聞くごとにものすごく不安が募って来るのはなぜだろう」
ヒロシ「えーっ、オレのプラン的ものは完璧的なはずだよ」
ももか「完璧的・・・あのさ、基本的なことだけど、そこ本当に、京都?」
ヒロシ「何言ってんだよももか。京都的なとこに決まってるじゃん」
ももか「じゃあじゃあ、神に誓って京都!って太鼓判押してくれない?」
ヒロシ「えーっ、どうした。なんか変だよ」
ももか「お願い!言って。私いまものすんごく情緒不安定になってるのよ」
ヒロシ「わかったよ。言えばいいだろ。言うよ。神的なものに誓って京都的なとこに行く!これでいい?」
ももか「だめだっ!!」
ヒロシ「うわぁっ」
ももか「イエス様に誓って完璧な京都に行く!」
ヒロシ「え、ももか、キリスト教徒的だっけ」
ももか「いいから、早く言え!」
ヒロシ「はいはい、わかりました。言うから一旦、手に持ってるハサミ的なやつテーブルに置いてくれよ。なんで持ってんだよ。えーとなんだっけ。そうだ。イエス様的な人に誓って京都的なところへ行く!」
ももか「キサマーっ!」
ヒロシ「うわっ、刺さないで!痛い痛い、ももか、血的なものがオレの胸的なところから」
ももか「ハァハァ・・・あのさ、最後の質問よ。誰と旅行に行く気でいる?」
ヒロシ「な、何言ってんだよ、もちろん決まってるじゃん」
ももか「誰よ」
ヒロシ「ももか的な人」
ももか「誰なんだよそれ」
【了】

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