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可哀想なあなたに届け
ある人が 私に言った
よく眠れるね
心臓に毛が生えてるんじゃない?
私は応えた
毛じゃなくて針金くらい
生えてるかもしれませんね
笑顔を見せて明るく応えてやった
その人はあからさまに不満そうな顔をした
せっかく攻撃したのに肩透かしくらったからね
笑顔の裏が知りたい?
私の心臓はとっくにズタボロにされてもう存在すらしていないんだ
存在すらしていない物を相手にしているのは
空しくないの?
相手にしている物は無なんだよ
何に対して時間使ってるんだよ
時間ていうのは命なんだよ
せっかくの自分の命を虚無に費やすのは
楽しいの?やりがいなの?命令なの?惰性?
カラカラ無駄に流れるあなたの命を
私は目の前で笑顔を見せて眺めてあげる
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