2 二度目の体温※

11/12
前へ
/82ページ
次へ
ぺちっとお尻の穴に性器を当てて擦る。 何気に晴也の性器を見るのはあの日以来だ。こんな大きかったのか.....入るのか...?ていうか本当にあの時僕の中に入ったのか...?なんて直前になって色々考えて不安になり始める。僕のナカに入ろうと前のめりになる彼の腕を止めながら「ねぇ」と震える声で言う。 「やっぱり今度にしよう。もう充分気持ち良かったし...あ、明日とか...!」 「──ごめん。無理」 呆れた様に僕を見た後、きっぱりそう言い切った晴也は次の瞬間お構いなしに僕のナカを思い切り突いた。突然ナカに圧迫感が押し寄せ、一瞬で呼吸の仕方を忘れてしまう。あの時は終わる事ばかり考えて意識を飛ばしていたから意識せずに済んでいたけど──これは駄目だ。身体が持たない。ラット状態じゃない、彼本人とののえっちだ。 「む、無理っ、僕が無理なんだよっ...!お願いだから抜いてっ、抜いっ....てぇっ...?!」 中で更に大きくなっていく性器。 グリグリと擦られた箇所が前立腺にピンポイントだったせいでそれ以上何も言えずに身体を反らす。痙攣が止まらず押し寄せてくる気持ち良さに溺れていく。彼はそんな僕を見つめるだけでそれ以上何も言わずに身体をゆっくりと起こし、抱き抱える様に僕の脚を固定する。 そのまま上下に僕の身体を揺さぶり始め、首筋辺りの匂いを嗅いでは吸う様にキスを繰り返す。「あっま..」と呟く彼の吐息すら耳に当たる度に気持ち良くて、自分は出した事がない高い声を出し続けていた。 「あっ...、っあ.....!んぁっ....ふっ....!」 「──祐樹。可愛い。可愛い....」 「んっ....!」 可愛いをひたすら言った後、彼は何かを噛み締める様に表情を歪ませ、キスをする。僕のナカでずっとこいつの性器が暴れていて気持ち良さは続いているのにキスをやめてくれる様子もない。上も下も、気持ち良いがいっぱいで....もう、おかしくなりそうだ。
/82ページ

最初のコメントを投稿しよう!

193人が本棚に入れています
本棚に追加