215人が本棚に入れています
本棚に追加
「触ってもないのにすぐイッちゃったかと思ったらまたこんなに硬くしちゃって……エロすぎ。
ーーースケベな先輩…」
後ろから耳にチュッとキスをして、はぁ、と息を吹きかける。
焦らすような指遣いで続けていた対馬のモノへの愛撫を今度は強めるようさらに早く、右手で握り上下に動かす。
「は、ぁっ…ンッ…んぁッ…!
え、のもと…待っ…!そんな、ッ早っ…」
グチュ、グチュッといやらしい水音とともにどんどん早くしごかれ、味わったことのないほどの快感に堪らず目をグッと瞑り身体を震わせる対馬。
息をつく間も無く、背後から榎本の顔が首元から頸へ近づきチュウ…ッと強く吸いつかれる。
Tシャツから覗く首の薄い皮膚を噛むようにヂュウ…と引っ張るような愛撫に、キスマークを付けられている、と感じ何とも言えないせつなさが込み上げてくる。
「先輩、ねぇ、キスしよ…。はぁっ…
こっち、ほら……舌出して…」
「あッ!んぅ…、ふっ、ぅッ…」
背後から榎本の唇に吸いつかれる。舌を捩じ込み唾液をうつしては上唇を吸い、チュッチュウッとわざとらしくいやらしいリップ音を立てる。
「はぁッ…せんぱ、い…可愛い……はぁっ
好きだよ……ン、…はぁっ」
「んぅっ!…はッ…えの…あ、あっあっ!
ダメ、…あ、いっいきそ……」
「え、…もう……?さっき出たばっかなのに。
いいよ、先輩…ほら、イキなよ」
「あっあっ!あぁッ!
ーーーだめ、あッ‼︎イクッ!ーーんぅッ‼︎」
ビクビクと思い切り全身を痙攣させ対馬は絶頂へと達した。
先程の暴発からまだ僅か数分しか経っていないにも関わらず……早々に登り詰めたうえの二度目の射精は、すべて、包み込むように榎本の手の中で受け止められた。
「は…はぁッ…はぁッ…」
本来であれば考えられないほどの精力の強さ。
身体を小刻みに痙攣させながら、未だ収まりきらない情欲の波に、対馬はただ慄いていた。
「先輩…2回目……。
俺の手の中……出ちゃったね。ほら、見て。ぬるぬるだよ。すっげぇいやらしい…」
そう言って榎本は右手を前に、手のひらで受け止めた対馬の白く濁った愛液を見せつける。
「な…ッ…バカ、………そん、なの、見せんなッ…
ーーー……あ、あれっ…?」
突然脚の力が抜け切ってしまい、対馬はがくんとトイレの床にへたり込んだ。
(なんだ…これ、脚に力、入らない……。)
「大丈夫?先輩。あ、まさか……
連続で2回もイッて力抜けちゃった……?」
「…う、うるさいっ……いちいち、そんなことっ…言うなバカ…ッ…」
「ねぇ、先輩……。はぁ…」
ため息ともにトイレに響いた榎本の辛そうな声。
恥らいを堪えつつも少しだけクリアになった視界で目線を上げると、立ったまま前屈みに苦しそうな表情の榎本の顔と、すぐ目の前には…。
(榎本……こいつ、めちゃくちゃ勃ってる……)
黒いポロシャツの下のチノパン、股間のファスナー部がとてもきつそうに膨らんでしまっているのがわかる。
「先輩ばっかり、ズルいよ…。
ーーー俺ももう、限界」
最初のコメントを投稿しよう!