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幸せとは Ⅱ
太陽はマンションの近くのコインパーキングに車を停めて、遥と一緒に荷物を取りに部屋に入った。
取り敢えず、スーツケースとボストンバックに入る分だけ詰めてマンションを後にした。
「遥はどうする?家に戻る?心配ならお母さんにお願いして送ってもらうのもいいと思う。」
太陽が不安そうに言ったので、荷物は母親にお願いすることにした。
LINEをしたら、帰ったら用意して直ぐに送ると返信がきた。
「今日明日の分は帰りに買って帰ろう。」
太陽はそう言って、ショッピングモールに寄ってくれた。
買い物をしていたら、由奈からLINEがきた。
車の中でLINEして、太陽が帰ってきたことを伝えてあった。
「よかったね。太陽君に宜しく伝えて。課長には今日のこと伝えておいた。心配してたけど、後で遥に連絡するって言ってたよ。」
太陽に由奈からのLINEの内容を話していると、ちょうど課長からの電話が鳴った。
明日は休むことを伝え、心配をかけてしまったことを詫び、詳細は出社した時に話すと伝えた。
太陽は心配そうに見ていたが、
「せっかく一緒に買い物に来たし、俺が全部選んであげるから。遥は怪我してるしカフェで休んで待ってて。」
と言って、服とパジャマ、下着までも太陽が勝手に買って戻ってきた。
「下着も買ったの?恥ずかしくなかった?」
と聞いたら、
「彼女さんのですか?って丁寧に接客してくれたよ。」
と笑って言った。
買い物を終え太陽の実家に帰ると、由美が太陽の部屋に布団を用意してくれていた。
「どうせ結婚するんだし、一緒の部屋でいいわよね。荷物の整理はご飯食べてからにすれば?」
と言って、夕ご飯の準備をしてくれた。
遥は、片付けくらいは手伝うと申し出たが、
「遥さんも仕事があるし、家のことはわたしが全部やるから、遠慮せずに過ごしてね。」
と言って、太陽の部屋に戻されてしまった。
太陽は、
「お風呂一緒に入ろうよ。俺の持ってきたやつ一緒に使おう。ドライヤーとか美容グッズも一通りあるから。」
と言って準備を始めた。
「さすがにここで一緒に入るのはちょっと。。」
遥は照れながら言うと、
「だって、実家だとエッチなことできないから、お風呂でくらい触らせてよ。触るだけにするから。ねっ!お願い!」
と言って強引にバスルームまで連れて行かれて、鍵をかけて脱がされてしまった。
頭を濡らせないのでシャワーだけで出ようとしたら、身体を洗わせてと言って、ボディソープを手に取り、身体中をマッサージするように洗い始めた。
(はぁぁ ん ん ぁぁ ん あん)
遥は胸を触られた時に声が出てしまった。
太陽は、キスをして口を塞いだ。
その後、
「勃った。。」
と言って、遥から離れた。
素早く洗って、遥と一緒に出た。
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