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「心配をしてくれるのは嬉しいけど、そういうリスクも承知の上で人間関係は成り立っているものだとわたしは考えているし」
「裏切られてからじゃ」
「すでに何回も騙されているからわたしは平気だって」
にしてもユニからそんなアドバイスを聞かされるとは思わなかった、なんて呟きアヤがにやつく。
「ハヤテ、どうかした」
ツーブロックの男の名前を呼んだ、ブロンドの女性が近づいてきた。彼女のオレンジを基調とした花柄の三角ビキニに包まれた揺れる乳房をアヤが凝視する。
「こちらの方たちに一緒にミッドミッドナイトを楽しまないかと誘っている最中」
「男一人だとナンパにしか聞こえないわよ」
ユニと目を合わせた瞬間、ブロンドの女性が微笑む。
初対面のはずのアヤに見つめられる理由が分からないからかブロンドの女性は不思議そうにしていた。
「あの、そちらの女性は」
「友達の下北カホさん。実はミッドミッドナイトに参加したいと誘ってきたのは彼女でして」
「もう一組、カップルが来る予定だったんですけど急用で。そのへんのこともあって彼なりに気を利かせようとして迷惑をかけたようですね」
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