八雲ユニ 1回目

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「ではエスコートさせてもらいますね、お姉さん」  頭が混乱しているようで、ユニは手を引っ張る白髪の男についていくようにゆっくりと歩き出す。  ミッドミッドナイト期間限定のスペシャル個室の休憩スペースの鍵をもらうためか二人は五重塔へ。  カード払いを済ませ、フロントにいた店員から白髪の男は四番の鍵を手渡された。五重塔を出て、和モダンな瓦屋根の平屋にユニと入ると白髪の男は鍵をかけた。  カーテンを開けると全面ガラスがはめこまれた東障子から、プールで写真撮影をするネイビーの水着姿の女性が見える。  室内プールやL字のレザーソファーにはしゃぐ白髪の男と違い、ユニは部屋の開放感を気にしていた。  ユニがカーテンを閉めようとすると白髪の男が彼女の背後に近づき、元の状態に戻してしまう。 「恥ずかしがらなくても、マジックミラーだからあっちからこっちの姿は見えていない」  水着越しに乳首を力強くつねられ、ユニは甲高い声を上げるが東障子の向こう側にいる女性はぴくりとも反応しなかった。
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