三度目の再会

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燃えていたのは隣の家の焚き火だった。 泣きながら抱きついた私に驚く父さんはで 「君は誰だい?」 なんて、少し不安そうに麻生に尋ねている。 「華美さんとお付き合いさせていただいてます。麻生です」 「ハァ⁈」 「…家に来たって事は、まさか結婚の?」 「……それもアリかもですね」 「ちょっと、麻生‼︎」 「まぁ…結婚はまだですけど、大切にします」 「そっか…」 父さんの流す涙に、何も言えなくなる。 バカじゃないの?
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