第4話 新しい記憶

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「やあ」  ふたりのもとへダンハがやって来た。近くに空いている席がないので、ダンハは立ったままでいる。 「こちらの男性は?」  メンジがダンハのことを一方的に知っているだけで、ふたりはこれが初対面だ。ダンハはメンジについて、ナカヤマにたずねる。 「異世界転生者のメンジさんです」  メンジはダンハを注意深く見る。彼が反逆者なのか、ディミトリのために、自分が鎌をかけるべきだと感じた。 「異世界――」  メンジはダンハを注意深く見る。彼が反逆者なのか、ディミトリのために、自分が鎌をかけるべきだと感じた。 「俺、ナカヤマちゃんのことを君に渡すつもりはないけれど、いい?」  片方の口角を上げて、煽るように言う。 「君は僕が王女を目当てにここへ来ていると思っているのか? だとしたらそれは誤解に過ぎない
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